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宇治で大雨
こんにちは。ふくふくスタッフの下城です。
私は宇治に住んでいますが、14日朝は大変なことになっていました。
13日の夜から大雨が降っていました。かなり大粒の雨が勢いよく降っているなと思いながら、就寝しました。明け方5時ごろ、激しい雷雨でたたき起こされました。家の近くに高い電波塔や鉄塔があるため、雷が落ちやすく、間髪いれずに直撃していました。部屋にいた猫も、雷がうるさいらしく、敷布団の下にむりやり潜り込んで丸くなっていました。
雨の音もひどかったので、これは出勤が大変だと早起きしました。そしてテレビをつけると、宇治の道路が冠水して浸水害がでていると放送していてビックリしました。私の家は高台にあり、水害はありませんでした。
宇治はもともと、宇治川がよく氾濫する、洪水の土地でした。かの太閤秀吉が堤防を築いたといわれる、太閤堤跡も残っています。宇治川の下流は土地も低く、昔は巨椋池が広がっていました。この巨椋池は、現在の日本最大の池より広く、湖とよべるサイズだったそうです。宇治には現在、槇島向島といった地名が残っていますが、これは巨椋池に点在した実際の島だったそうです。昭和の時代に入り、干拓事業がはじまり、現在は広大な農地になっています。
ここまでは、宇治の小学生なら社会科で習う内容ですが、実際に水害がおこるのは本当に久しぶりだったのではないかと思います。宇治水害の歴史は、宇治川が原因だったと記憶しています。しかし今回の水害は宇治川の氾濫ではなく、支流の川があふれたことが原因だそうです。
まさに現代特有の爆弾低気圧、ゲリラ豪雨、集中的に一ヵ所に降るというタイプの雨災害だったようです。実際に水害があった地域は、宇治川よりも山寄りで、堤防より高い地域だったようです。
と、テレビを見ながら、そんなことを考えていました。
さて、出勤しようとしたときに、テレビにいつも通る道が冠水しているという映像が流れました。バイクは冠水した道路に弱く、水の抵抗でタイヤがとられて転倒したり、水没したりするのでバイクでは危険だと判断しました。
なので、電車で行こうと駅に向かったわけですが、この日はJR奈良線、近鉄、京阪と宇治から京都方面にでる電車は全て止まっているという大変な状況でした。JRの駅で、午前中に復旧の見込みが立たないといわれましたので、一度家に帰り、遠回りになっても安全な道をバイクで行こうと思いました。
しかし、みなさん考えることは一緒で、どの道も大渋滞。電車で行けない人がタクシーをつかうので、渋滞は加速。さらに水が引いた道路には大量の泥がのこっていて、バイクは泥だらけ。
そんなこんなで、やっとこ出勤できた大変な日でした。
宇治では、家が流されて、行方不明になった人がいるようです。さらにJR奈良線はその日一日運休となり、多くの人の生活に影響が出ました。
長岡京では雷がうるさかったという以外はあまり被害もでていないようですね。雨の降り方が極端に、そして一ヵ所に集中しているみたいですね。何年か前にも、向日市のJR高架下の道路が冠水して、バスが取り残されたこともあったと記憶しています。日本全国、いろいろなところで水害が発生しているようです。
みなさまも突然の雨には気をつけてくださいね。
ふくふくスタッフ。
2012年8月17日 12:52